こんにちはこんばんわばーすからです。
少し前にsteam関係の話が話題に上がりました。
記事を書くきっかけ
Steamでゲームを公開すると、山のように届くレビュー依頼。それぞれ精査して無料でゲームをプレイできるレビュー用のキーを送ってあげると、なんとひとつもレビューがあがることなくすべて転売されているという、性善説などひとつもない修羅の世界を体験した
— Jun Sasaki (@44gi) 2021年11月4日
Steamゲームを公開すると、レビュー依頼が100通以上来て、嬉しくてワクワクしながらキーを送ると、全て詐欺で転売されるという血も涙もない話、注意喚起の為に具体例を公開します。
— Takuro Mizobe | Craftopia, Palworld (@urokuta_ja) 2021年11月5日
あの手この手で騙してきます!!
(私も騙されて何本も送ってしまいました。。) pic.twitter.com/lZJH57qOFF
これらのツイートですね。
steamでゲームを登録すると、「キーを(複数本)くれ」というメールが多く来ます。
全て詐欺です。
レビューせずにキーが売られるか、
適当な高評価を付けて残りのキーを売るかされます。
もしかしたら、詐欺以外もあるかもしれませんが、
それを探す努力に見合った価値があるかは謎。基本は全て無視すると良いでしょう。
一昨年も似たような文章を書いたので気が向いたらこちらもどうぞ。
あとこちらが拙作です↓
キュレーターコネクトについて
序
さて、本題。
私は今までsteam向けに二本ゲームを出しています。
といっても、趣味の範囲。コミケに同人ゲーもっていくような感覚ですね。
そんな人間が書いているという訳です。
steamには「キュレーターコネクト」なる機能がありまして、
開発者がキュレーター諸氏にレビューのオファーをすることが出来ます。
ちなみにキュレーターさんというのはゲームのレビューを書く個人なり団体なりのことです。
一応、100件分送ることが出来ます。
私はsteam参戦処女作をリリースするにあたって、100件分の枠をすべて使ってオファーを出しました。日本語、英語、中国語、ロシア語で文章を送って依頼し、22件レビューして頂けました。
なおここが重要なのですが、キュレーターコネクトでキーを送らなくてもキュレーターレビューは書けます。
普通に購入したものを書くというパターンも存在するわけです。
大手のゲームは大体そうなのでは?
steamのコミュニティに詳しくない人(私とか)だとここら辺混乱するかもですね。
ストアページのキュレーターレビューはプロフィールの設定言語に当てはまるものしか表示されません。そこら辺もご注意を。
ぶっちゃけた話
小規模な開発者側にとって、
キュレーターコネクト機能というのはかなりリスキーなものになります。
辛口レビューはプレイヤーからするとありがたいかもしれませんが、
開発者側からすると低評価はなるべく避けたいものです。
単純にモチベの低下につながりますし、
辛辣な評価を見て創作をやめたという話も良く聞きます。
私も「このゲームはレビューの対象にすらならない」「低評価が沢山つくだろう」という大変ありがたいレビューを頂いた経験がありますが、レビューを頼むというのはそういうことです。
普通にそういうレビューされたら嫌でしょ。
ここで「創作者であるなら批判は甘んじて・・・」と言われるかもしれませんが、批判を受け入れるのと、気分として嫌というのは別問題なので普通に嫌です。
加えて、宣伝的にマイナス効果が出る可能性のあるダイスを振るというのは中々心臓に悪いというのも大きいです。
しかし、小規模開発者がセルフパブリッシングでゲームを出す場合、
キュレーターコネクトはこちらが取れる数少ない宣伝手法の一つとなります。
どうすればいいか
まず闇雲に低評価を付けないキュレーターさん、
および低評価を付けていたとしても攻撃的な文面でない方を探すと良いでしょう。
というかこれがすべて。
無論、私個人が開発者として考えることなので、プレイヤーの方や、キュレーターやってる方、北斗神拳伝承者の方とか軍隊経験のある方、修羅の門でいう心に鬼を飼っている方などは
「低評価ウェルカム!」ということもあるかもですね。
オファーの文面はこちらが考えて書くことが出来ますが、
「気に入って頂けたら書いて頂けると・・・」という文面を送ったとして、
どれほどの効果があるかは謎です。
拙作レビュー済みのキュレーターさん
これがこの記事のキモです。
未確認ゲーム日和 様
生放送でゲームを取り上げてくれる。
割とこの手のキュレーターさんでは最大手かもしれない。
勝手にここでの評価をスタンダードな自作の評価という気持ちでとらえてる。
ユーロチャンネル 様
こちらも実況動画を上げた上でレビューを書いて下さる方。
そもそも「実況プレイをしてもらえる」という点でお勧めであり、
レビューも冷静な文面で安心できます。
プラットフォーマーズ 様
こちらも実況動画を上げてくださるレビュアーさん。
ぶっちゃけたところ、私は高評価と低評価の間の「情報提供」という評価しか貰えていませんが、プラットフォーマー系のレビューを専門にプレイ、かつ実況動画で実際のプレイを見せてくれた上での評価なので。
いや、お前自分にいい評価をしたキュレーターしか挙げてないやん!!
と言われそうですが、その通りです。
キュレーターコネクトでゲームのレビュー依頼をするというのはそれぐらいリスキーなことです。
実際、私はsteam進出二作目では、ほぼ前作をプレイ済みの方にレビューを依頼しました。依頼数は10件ぐらい?だって、安心なんだもん。
まとめ
キュレーターコネクトは開発者にとって強力な宣伝ツール足り得ますが、
リスキーであることを十分承知の上、それに依存せず活用した方が良いと思います。
プレスリリースなども絡めた宣伝手法のウチの一つと捉えた方が良いでしょう。
以下キュレーター様方の拙作プレイ動画となります。
参考までに。